2015年5月28日木曜日

アトピーに効く市販薬② ポリベビー(亜鉛華軟膏系の薬全般)

僕が試した中で効果のあった/なかったアトピー市販薬を紹介していきたいと思います。

その他、紹介しているもの

今回はポリベビーです。




ポリベビーは佐藤製薬からでている乳児湿疹・おむつかぶれ・あせも用市販薬です。

基本的に赤ちゃん向けの薬ですが、アトピーに効くとしてネットでもしばしば取り上げられています。

どんな症状に効く?

ポリベビーは主にじゅくじゅく系のところに効く薬です。もともとがオムツかぶれやあせも用ととなっていることからわかるとおり、ひじやひざの裏などの比較的汗のかきやすいところや、浸出液がでて炎症を起こしているところに効きます。

また、梅雨時期から夏・秋にかけては湿気と汗によるアトピーの悪化が目立つ季節で、患部を乾燥させる効果のあるポリベビーが非常に活躍します。

なぜ効く?

基本的に僕はアトピーの原因をカビや細菌だと考えており、(アトピーの本当の原因は?参照)梅雨や夏の時期には、汗や湿気で患部のカビ・細菌が増殖しやすくなり、アトピーが悪化すると考えています。ポリベビーは患部を乾燥させ、消毒する効果があるので、このようなアトピーに対して効果的だと考えています。

僕の経験



僕が以前、夏にあせも状のアトピーが急激にひどくなった時に、患部を乾燥させるような薬をつかったらどうかと思いポリベビーに出会いました。そして、ネットで調べるうちに他にもアトピーに使っている方がたくさんいることを知りました。


出会った時は衝撃的に効いてびっくりしました。1週間ほど塗るうちに、じゅくじゅく系のところはどんどん良くなり、かなり楽になりました。

しばらくは、手放せない状況になり、買いだめして塗り続けていました。
数ヶ月塗って、冬になり必要なくなり、薬をやめましたが、特になんの依存性もなく、なんの問題もなくやめられました。


しかしながら、僕は塗り続けても完治することはありませんでした。場所によっては相当よくなるところもありましたが、また、汗をかいて悪いコンディションが続いた時などに再発することがありました。また、もともと、酷い場所に関しては状態をコントロールすることはできても通常の肌になるといことはありませんでした。
本当に効くアトピーの治し方に僕が完治に必要だっとことをまとめています。)

アトピーを完治させることはできないものの、コントロールする上では非常に強力な助けとなった薬で、アトピー治療の際には持っておくと非常に心強いです。
においが独特なので、場合によっては使用する時を選ぶかもしれないですが、そんなに嫌なにおいではないと思います。


系統

僕の勝手な分類では、ポリベビーは酸化亜鉛が配合されており、患部をさらっとさせることがあることから、同じく酸化亜鉛が主な成分である亜鉛華軟膏とおなじ系統と捉えています。

同じく、酸化亜鉛を含んだ市販薬としては、
あせもの薬である、
アセモスチール
タクトホワイトL
新アセサールA(酸化亜鉛含有の方)
ビーンスターク薬用クリームb

などがあり、酸化亜鉛の含有量に違いがあります。ポリベビーは比較的少なめで、10%含有です。新アセサールAなどは35%でかなり含有量が多いです。
含有量が多いほど乾燥効果が高いですが、かわりに塗ったところが白くなります。ポリベビーは多少白くなりますが、そこまで目立たないのではないかと思います。
亜鉛華軟膏は酸化亜鉛が主な成分ですが、他にあげたものをそれ以外に殺菌成分などが入っていますので、患部で菌やカビが増えるのは抑える効果が高まります。

上にあげたものは、すべて僕が試したものですが、僕はポリベビーが一番塗った時の感じがよく、効果も高かったことから、ポリベビーが一番お気に入りでした。
ただし、より乾燥させたいときは酸化亜鉛の含有量が多い、新アセサールAを使ってみたり、殺菌効果が足り無さそうだったらビーンスターク薬用クリームbにしたりと色々使っていました。


成分

10g中
成分分量働き
ビタミンA油10mg(ビタミンAとして10000I.U.)皮ふを健康に保ち、カサつきなどを防ぎます。
エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)0.01mg
トリクロロカルバニリド30mg殺菌作用により、細菌による二次感染を防ぎます。
ジフェンヒドラミン50mg抗ヒスタミン作用により、かゆみを抑えます。
酸化亜鉛1000mg分泌物を吸着して患部を乾かします。

ビタミンA油やトリクロロカルバニリドは同じ系統の薬の中でも非常に珍しく、他にはあまり見ないと思います。

トリクロロカルバニリドはアニリド系の殺菌剤で、細菌に殺菌効果があり、特に陽性細菌に効果が高く、毒性が低いといことです。

アトピーと関係が深い、黄色ブドウ球菌が陽性細菌であることから、黄色ブドウ球菌を抑えることでアトピーに効果があるかもしれません。

ちなみに、殺菌成分としては新アセサールAはイソプロピルメチルフェノール、ビーンスターク薬用クリームbはヒノキチオールを使用しており、塗り比べると多少、効き方が異なります。


以上


2015年5月15日金曜日

アトピー治療としての掃除 衣類・タオルなどの洗濯方法




①カビ・細菌・ダニなどが少ない住環境を整えるの中の一つして今回は布衣類・タオルなどの洗濯方法について書きます。

アトピーを治す上で洗濯は非常に重要な要素です。
なぜなら、洗濯物でる衣服は常に私たちの体に触れていますし、タオル類、特にバスタオルは洗い立ての素肌に直接触れるものであり、洗濯物に何か異物がついていた場合、それらが私たちの体に直接触れることになるためです。



洗濯物がにおう場合は要注意



一方で、梅雨時期には洗濯物がにおうという話が度々でてきます。においがでている場合、洗濯物にはカビや細菌などが繁殖している可能性があり、その場合、カビや細菌が直接、体に触れることとなり、アレルギー反応を起こすほか、体への感染の元になる可能性があり、非常に注意が必要です。

僕はアトピーの本当の原因とは?に書いたとおり、アトピーの根本原因はカビ・細菌だと考えていますので、これは非常に重要な事項になります。



僕は昔、バスタオルで大変なことに



僕は以前、アトピーでひどく炎症を起こしていた時に、風呂から上がり、バスタオルで体を拭いたら、体が真っ赤に腫れて、汗が吹き出て、痒くて痒くてどうしようもなくなったことがあります。その時は対処法がわからず、掻くだけ掻いて、痛みと痒みの狭間で長い時間苦しみました。


しかし、やがて、これだけ体が痒くなるのは、体に何か付着するからではと思うようになりました。
そこで、後日もう一度、バスタオルで体を拭いた後に、猛烈に炎症を起こした時に、すぐに再度、風呂で体を洗って、今度は拭かずに自然乾燥させてみたら、なんと炎症が治まったのです。


それから、僕はしばらく、タオル類は使わず、風呂から上がったらキッチンペーパーで体を拭くようにしていました。
しかし、やがて、カビや細菌を繁殖させない洗濯の方法がわかってきたので、今は普通に洗濯したバスタオルで体を拭いています。

僕は、においをカビや細菌の繁殖の目印にしているので、香りのする洗剤や柔軟剤は一切使っていませんが、僕の洗濯物からわずかでも嫌なにおいがすることはありません。梅雨時期でもの常に完全な無臭に保つことができます。



水虫などがある場合にも必須な洗濯方法



ちなみに、アトピーだけでなく、水虫がある場合にも洗濯の方法は極めて重要です。水虫の場合は靴下の洗濯が重要になります。
いくら、抗真菌剤で皮膚のカビを除去しても、靴下に繁殖していたのでは治りません。
靴下も完璧に洗濯する必要があり、僕の方法が非常に役にたつと思います。



カビ・細菌を除去する洗濯方法

漂白

なんといっても、最も簡単で効果的なのは漂白剤につけることです。
色落ちが問題にならないものは定期的にガンガン漂白します。
漂白の方法は通常に種類ありすが、どちらも非常に効果的です。


①酸素系漂白剤


ワイドハイターなどがこれにあたります。色落ちが少ないのが特徴で、比較的いろいろなものに使えます。過酸化水素による漂白効果であり、オキシドールなどと同じ原理であるので、殺菌効果も非常に高く、細菌・真菌などを非常によく殺菌することができます。お湯に規定量加えて、つけおき洗いします。

ちなみに、ワイドハイターなどの商品は香料が入っているので、僕は過炭酸ナトリウムを買ってそれを使っています。


ほとんどの衣類に使うことができ、また非常に効果的でオススメな方法です。

②塩素系漂白剤


塩素系漂白剤はハイターなどです。これは、色落ちが多いので、 白物に限られます。しかしながら、効果は抜群です。
次亜塩素酸ナトリウムが主成分であり、これはカビキラーなどと同じ成分なので、非常に効果的にカビや細菌に対処することができます。
これも、お湯に規定量加えてつけおき洗いします。

煮洗い



漂白剤を使いたくないものの場合は、煮洗いすることで洗濯物を清潔に保つことができます。
ただし、煮洗いにはそれよの鍋が必要なので敷居は高いです。
僕はホーローのオケを使ってます。
色落ちさせてくないものにはいいですが、似洗いも生地をいためるので洋服によっては使えないこともあります。また、煮洗いの方が逆に色が落ちる衣服もありますので要注意です。

やり方は、鍋に衣服と、水を入れて、沸騰させて10分ほど洋服を煮ます。殺菌目的ならばなにも入れなくて大丈夫です。

ただし、やはり似洗いは大変なので、基本的には僕は上に書いた漂白を行うことが多いです。


その他の方法として天日干しやアイロンがけで衣服を殺菌することができます。僕は効果の観点から上記の漂白・似洗いの方法がオススメですが、場合によって使い分けると良いと思います。

また、頻度ですが、僕は漂白や煮洗いを3・4回の洗濯に一回くらいの割合で行っています。


洗濯の仕方



次に、洗濯方法についてです。
事前に漂白や似洗いなどができている場合は普通に洗濯すれば大丈夫です。
僕は、洗濯物のにおいを確認したいので、においのある洗剤は一切使いません。
重曹と過炭酸ナトリウムで洗濯します。
重曹・過炭酸ナトリウムともにスプーン三杯ほど入れて、洗濯すれば大丈夫です。
洗濯の際にも酸素系漂白剤を入れておけば、殺菌効果がでて予防になります。


洗濯機の清掃について

ここで、もう一つ注意するべきことを書きます。
それは洗濯機の清掃です。

Yahoo!知恵袋より抜粋


洗濯機は家電のなかでもエアコンについてでカビの発生が多い家電です。
掃除を定期的に行っていない場合、カビが発生している可能性は極めて高いので定期的な掃除を進めます。
洗濯機にカビが発生している場合、せっかく衣服を殺菌してもすぐにカビがついてしまうことになり効果が半減してしまいます。
洗濯機など家のカビの怖さについては現代は本当に清潔か?

洗濯機も定期的に清掃しましょう。
方法は様々なところで紹介されていますが、それ用の薬剤が売っているので、それを使います。

塩素系薬剤の場合



洗たく槽カビキラーなどがこれにあたります。
これを入れて、洗いモードをかけて、数時間後水を入れたまま放置し、もう一度洗いモードを行って、流します。

酸素系薬剤の場合


酸素系薬剤の場合も同様です。酸素系薬剤には漂白剤として紹介して過炭酸ナトリウムを用いることができます。500gほど水を最大量入れた洗濯機に入れ、洗いモードをかけ、一晩放置。翌日洗いモードをかけ、水を流します。


以上がアトピー治療としての洗濯方法です。
布団カバーや枕カバーなどもこのようにきちんと洗濯すれば非常に清潔でアトピーに良い環境を作ることができます。きちんと実行すれば梅雨だろうがなんだろうが洗濯物がにおうことなんかありません。


また、上にも書きましたが、風呂から上がった後に体が痒くなる場合にはバスタオルの可能性があるので、試しに、キッチンペーパーで一週間ほど体を拭くようにすると簡単にテストすることができます。


洗濯は非常に重要な要素です。アトピーの本当の治し方に書いた他の要素とともに絶対に抑えておきたい事項です。