2015年4月2日木曜日

僕にとって脱ステロイドとはなんだったか②




高校時代に脱ステロイドの症状は良くはなったものの、脱ステロイドではアトピーは治らないということ悟り、僕の脱ステロイドでアトピーが治るという夢は完全に打ち砕かれたのでした。

それから僕は一生アトピーは治らないのではと思いながらも新たな治療探しを始めたのでした。


皮膚科巡りの旅へ



僕がまずやったのは、いろんな皮膚科に行ってみることでした。脱ステロイドという民間療法的な方向から抜け出したかったのかもしれません。それまで、皮膚科は一つしか行ったことがなかったので、いろいろなところに行けば新たな治療が見つかるかもしれないと思ったのです。


しかし、結果はひどいものでした。どこに行っても皮膚科の医者がすることはステロイドのランクを選ぶことだけでした。病院を変えるたびにいろんなステロイドが出てきて、まあ世の中にはいろいろなステロイドがあるものだと思いました。


しかし、僕はもうステロイドはこりごりだったので、ステロイドは使わず、皮膚科をいろいろ変えましたが、どこも同じ。アトピー専門の皮膚科に行っても結局治療は一緒で、皮膚科って誰でもやれるのでは?と思いました。


その他、漢方専門の医者などのも行っきましたが、あまり効果がなくやがて諦めて行かなくなりました。



最初の衝撃!いきなりアトピーが治る



そのあと、いろんなトライをしているなかで、僕は高校を卒業して大学に入りました。そのタイミングで僕はかねてから思っていたアイデアを実行することとなります。


それが本当に効くアトピーの治し方①に書いたものですが、環境を変えるために何箇所か引っ越しをしてみたらどうだろうかということでした。もはや何が原因なのかわからなかった僕はポーカーの全カード交換の要領で、全部変えてどうなるかと思ったのです。



そして、一回目の引っ越しを行いました。家はなるべく元の家と違うところにしようと思い築浅のものすごくきれいなアパートに決めました。化学物質への不安はたぶんにありましたが、自分の固定観念を変えなくてはいけないと思い、新しい環境に飛び込みました。



そして、なんとびっくりすることに一発目であたりを引いてしまったのです。引っ越してからアトピーはどんどん落ち着いていき、3ヶ月もするとほとんど症状がなくなってしまったのでした。



アトピーが治るということをようやく信じることができた



この体験は僕にとって本当に大きいものでした。それまで僕はアトピーが完治したとうことをネットや本でしか読んだことがなく、本当に治るのか半信半疑だったのです。そして、アトピーを治すために使った努力は全部無駄になり、僕は一生アトピーと寄り添いながら生きていくのかもしれないと思っていました。

しかし、それが根底からすべて変わったのです。
僕は自分が生まれ変わったような気がしました。人生を生きて行く考え方が大きく変わりました。人生にはいつも道があり、一つの考え、一つの行動で変えられるのでは?と思うようになったのです。


このことは僕にとって本当に大きいことで、治るということをこの時しれたことで、今後アトピーに関して何があってもそれ以前のような未来の見えない大きな不安にとらわれることはなくなりました。


そして、

この数年後にアトピーが再発し、その時に僕はようやくアトピーが何なのかを知っていくことになるのですが、このころはそんなことは知る由もなく、人生ではじめて訪れた、何事もない普通の日々を僕は毎日噛み締めながら過ごしたのでした。





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